中年男性がなぜ10代女子と交際?
竹中が被害少女のマユミ(同16)と知り合ったのは、マユミが中2の夏だった。当時、マユミは大好きだった祖父を亡くし、勉強する意欲も失って不登校になっていた。そんな悩みを相談する相手が竹中だった。竹中とはツイッター(現X)で知り合い、毎日、LINEをやり取りする仲になった。
最初の頃はショッピングモールでプリクラを撮るなどして遊ぶ関係だったが、竹中は「妻と別れて寂しい。付き合おう」と口説き落とし、2カ月後にはホテルに連れ込んだ。
竹中は行為の様子をスマホで撮影していた。そして、避妊もしていなかった。
不思議なことに、マユミは嫌がることも金銭を要求することもなかった。竹中に求められるままに月に1回は会い、時には泊まりで会うこともあった。
そのうちにマユミの母親が、娘が特定の男と毎日、LINEばかりしていることに気付いた。
「どんな人なの?」
「私より22歳くらい年上の人」
「えっ、付き合ってるの?」
「違う。メル友なだけ」
不安がる母親の追及をかわすため、マユミは「心配なら一度話してみたら」と言って、竹中と電話を代わった。こんなこともあろうかと、竹中とマユミは打ち合わせ済みだったのだ。
「娘とはどんな関係なんですか?」
「ただのメル友です。私にも同じ年頃の子どもがいましてね。今は妻と別の場所に住んでいますが、その罪滅ぼしにマユミちゃんの相談相手になれればと思って」
「娘と会ったことはないんですか?」
「もちろんありません。私は別の県に住んでますし、日頃はスーパーで肉の加工をしているようなオッサンですよ。もし会ったりしたら嫌われちゃいますよ」
竹中は自分の名前も、勤務先も、離婚歴があることなども、すべて正直にしゃべった。それどころか母親に「LINEでグループトークをしませんか」と持ち掛け、マユミと竹中と母親で家の内情を話し合う奇妙な関係に持ち込んだ。