――お父さんは昔から体格がよかったのですか?
竹中 父は競馬の騎手をやっていたらしくて。馬に乗るには手綱をずっと引っ張っていなければいけないので、背筋力は相当あったようです。空手もやっていたので、上半身のフィジカルは特に強かったんじゃないですかね。
――地元の腕相撲大会などに出ていたお父さんが、本格的にアームレスリングの世界に入ったきっかけは。
竹中 20年くらい前に、フジテレビが「GO-1グランプリ」というアマチュアのアームレスリング大会をやっていて、その地区予選で愛知の大会に出たんです。でも次の年に出ようと思ったらエントリーを忘れちゃって。大会に向けてトレーニングしてきた成果を発揮する場を探していたときに見つけたのがアームレスリングの愛知県大会で。その大会をきっかけに本格的に始めることになりました。
――愛知県大会に出たことを機に、グワーッとのめり込んでいった。
竹中 いろんなところへ出稽古に行って、本格的にやるようになりました。私も途中からは出稽古に付いていくようになって、父と一緒にやっていましたね。
「じゃあ、私もアームレスリングをやろう」
――アームレスリングに打ち込むお父さんの姿を見て、竹中さんも「面白そう」と。
竹中 そうなんですけど、もともと私自身が保育園の頃から腕相撲が好きで。たぶん血筋だと思うんですけど、力も強いほうだったんです。腕相撲が好きだったところへ、父がそれを本格的にやり始めて「じゃあ、私もアームレスリングをやろう」と。
――保育園では圧倒的に強かった?
竹中 保育園の時は絶対に負けなかったですね。
――10歳頃に競技を始めたわけですが、小学生らしい遊びも好きな子供だったのでしょうか。
竹中 普通に好きで、普通に遊んでいました。
――お父さんと一緒に遠征に行ったりすると、他のアームレスラーと接することがあったかと思いますが、どんな印象を抱きました?
竹中 私は他の競技をやったことがないので、「アームレスラーとはこういうものなんだ」という受け入れ方しかしてこなかったんですよね。当時は女子の部も1クラスだけありましたけど、やっぱり父の試合を見ていたこともあって、男子選手の印象が強いです。その頃は、女子の試合は見てないと思います。

