――現在、実践練習はどれくらいの頻度で。
竹中 週に2回ですね。1回3時間とかじゃないですかね。今は練習といってもフォームを調整しているところなので。イメージトレーニングやそれを元にした自主トレーニングでやってきたことが、実際に人の手に伝わるとどういう動きをするのかを確認する作業が中心になっています。
2022年には“男子60kg級”を制覇
――2022年には全日本アームレスリング選手権大会の男子60kg級で、左準優勝、右優勝を果たしています。
竹中 その前の2019年に主催者の方に出たいと連絡したら断られたんですけど、2022年に主催者が変わったので、もう一回聞いてみたら出られることになったんです。
――会場では「女子が出ていいのか」なんて声もあったそうですね。
竹中 あったみたいですね(笑)。でも、それ以前に地方大会で男子の部に出たことはあったので。
――女性が男性の部に出て勝つ、ということに格別な思いが。
竹中 性別というより、同じカテゴリーに出場する以上は相手が誰でも関係なく、競技者として勝ちたいという気持ちです。
普段の体重が60kgぐらいあって、女子の55kg級に出る時はいつも減量していたので、男子の60kg級は減量がほとんどなくて、むしろやりやすかったです。私が出たのがA2クラスといって、A1クラスの下のカテゴリーで主に競技歴が短い選手や試合経験が少ない選手が出るカテゴリーでした。決勝の相手もアームレスリングの競技歴がそんなに長くなかったので、経験値や試合運びなどの面で有利だったと思います。
――男女で戦い方に違いはあるものですか。
竹中 やっぱり男性には、力でどうにかされちゃうところがあるので。手の大きさや腕の長さも違いますし。男女の筋肉の付き方や密度も絶対違うと思うので、その差は超えられないと思います。
長年の「世界を獲る」という目標を叶えた
――2023年には、世界アームレスリング選手権大会のシニア女子55kg級で優勝。世界王者となりましたが、アームレスリングを始めた時からの目標だった「世界を獲る」を叶えたと。
竹中 はい、ずっとそこを目標にしてました。だけど「世界を獲る」まで、遅かったですね。コロナがちょっと邪魔したなと思ってます。2019年に世界アームレスリング選手権大会の21歳以下の部で出て、2020年にシニアの部に出ようとしたらコロナで出られなくて。やっと出られるようになったのが、2023年の大会だったので。
