「ここが一番や」を確信
まず1店舗目は、当時、話題となっていたJR神田駅近くのカレーと牛丼の専門店「三光亭」だった。
「実は私もカレーと一緒に牛丼を出そうと考えていたんです」
カレーと牛丼で「C&G」と店名まで決めていた。ところが店のドアを開けた瞬間、宗次は愕然とした。
「おじさんたちが牛丼をガツガツ食べている。会話もない。そんな光景が目に飛び込み、その瞬間、牛丼が消えました。私の中のイメージと違い過ぎたからです。1店舗目でそう感じられたのは、東京に来た成果でした。その場で“カレー一本”で行くことにしました。
新宿西口の思い出横丁入り口にある『イレブンイマサ』、また改札口近くの『C&C』、高級ホテルの3000円以上するカレーなど10軒以上を1日で食べ歩きました。どのカレーも個性があって美味しい。でも、毎日食べるなら私たちのカレーのほうが絶対に美味しいと確信しました。
帰りの新幹線車内で『カレーなら、ここが一番や』ということで、それをそのまま屋号にしようと思い、自宅に着いて妻に相談したら『いいわね』と賛成してくれました。アルファベットの『CoCo』にしようと提案してくれたんです」
屋号は「カレーハウスCoCo壱番屋」となった。一号店の場所は、名古屋郊外の西枇杷島に決まった。
「この一号店は西枇杷島店として今でも営業していますが、2014年に建て替えています。開店当時建っていた店舗は三軒長屋で、上階に住居が付いていました。12.5坪で家賃は7万円。バッカスから車で10分ほどという立地が気に入って、現場を見てすぐ契約しました」
かくしてカレーハウスCoCo壱番屋は1978年1月17日にオープンすることになった。
〈この続きでは、カレーハウスCoCo壱番屋のトッピングの原点など、ファン必見の秘話が明かされています〉
※本記事の全文(約1万1000字)は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」に掲載されています(松浦達也「カレーハウスCoCo壱番屋・宗次德二 800勝2敗の店舗展開を成し遂げた“IBS”の哲学」)。全文では、下記の内容をお読みいただけます。
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