「ベネズエラの人々は悪夢のような生活を送っていた」

 共和党のマリア・エルヴィラ・サラザ下院議員は「トランプ大統領は、ベネズエラの人々が求めていることをまさに実行している。彼らと共に行動し、彼らが自由を取り戻すための闘いを支持し、マドゥロの抑圧に立ち向かうことで、彼らが未来を取り戻せるようにしている」とCNNでコメントしている。

 トランプ氏を支持している共和党のランド・ポール上院議員も、ベネズエラ攻撃は同氏が大統領選で掲げていた反介入政策と矛盾していることから「深く失望している」と言いつつも、「もちろん、独裁者が舞台から去るのを見る喜びも感じている」と複雑な心情を吐露している。

ベネズエラのマドゥロ大統領(当時)とシリア・フロレス夫人 ©︎EPA=時事

 Xでも、トランプ氏のベネズエラ攻撃を支持する声は数多くあがっている。

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「トランプ支持者ではないが、彼がベネズエラを解放に導いたことは評価する」

「ベネズエラの人々は悪夢のような生活を送っていた。自分たちを破滅に導く独裁者を倒すどころか、食べるお金さえなかった。私はトランプ大統領が彼らを解放することを支持する。彼らはトランプを必要とし、トランプは彼らを助けたのだ」

ヒーロー誕生を望みがちな国民性

 米国の人々がヒーローを好むところとも関係がありそうだ。ハリウッド映画を見ると、闘う大統領をヒーローとして描いている映画が少なくない。

 例えば、『エアフォース・ワン』では、ハリソン・フォードが大統領を演じて大統領専用機をハイジャックしたテロリストと闘い、『ディープ・インパクト』ではモーガン・フリーマンが大統領を演じて彗星が衝突する危機に直面していた地球を平和に導き、『インデペンデンス・デイ』ではビル・プルマンが大統領を演じて地球に侵略しようとするエイリアンと闘っている。

 ベネズエラ攻撃に出たトランプ氏は、米国を麻薬や不法移民、そして中国やロシアなどベネズエラと繋がっている敵対勢力から守るヒーローのように米国民の目には映ったのかもしれない。Xでは、トランプ氏をヒーロー視する声もあがっている。