義肢装具士の向将平氏に、革靴にインソールを入れる場合、「ショートサイズ(半分)のものがいい」と教えてもらった。

「正しいインソールは土踏まずが高くなっていて、かかとをサポートし、足がぐらつかないもの。私たちはそのような角度に設定して作っています」と向氏。

「足に合っていれば市販品でもいいですし、病院で作ることもできますが、インソールでバランスを整えると、筋肉や関節が正しい位置で働きます。一方で足もとが崩れた状態で歩くと、ねじれた体勢になるので、いろいろな部位が痛くなってしまうのです」

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健康寿命を延ばすためには歩くことが欠かせないが、合わない靴を履いていると歩行フォームが悪くなり、痛みや病気につながってしまう。「靴選びの原則」を参考に、自分の足にマッチした靴を選び、前回紹介した美姿勢歩行を実践しよう。年をとっても、ぐんぐん歩ける足で過ごしたい。

足病医療の総合病院「下北沢病院」が提案する
【靴選びの原則】

□今の足のサイズに合うこと(今までのサイズにとらわれない)
□つま先が靴に触れない(1.5センチから2センチくらいのゆとりがあるものを)
□かかとの部分がしっかり作られている(足首を安定させるため)
□土踏まずが靴のアーチに合っている(合っていなければインソールを入れる)
↓できれば……
□靴ひもを結ぶ靴が望ましい
□足指の付け根の部分のみで曲がる

笹井 恵里子(ささい・えりこ)
ノンフィクション作家、ジャーナリスト
1978年生まれ。本名・梨本恵里子「サンデー毎日」記者を経て、2018年よりフリーランスに。著書に『救急車が来なくなる日 医療崩壊と再生への道』(NHK出版新書)、プレジデントオンラインでの人気連載「こんな家に住んでいると人は死にます」に加筆した『潜入・ゴミ屋敷 孤立社会が生む新しい病』(中公新書ラクレ)、『老けない最強食』(文春新書)など。新著に『国民健康保険料が高すぎる! 保険料を下げる10のこと』(中公新書ラクレ)がある。
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