早慶やMARCH、関関同立の大学生が組織に加入…「ナチュラル」の知られざる実態
早慶をはじめ、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)、関関同立(関西、関西学院、同志社、立命館)クラスの錚々たる学校名が並び、なかにはある大学のサークルのメンバーが、ほとんどこぞって加入しているケースもあった。
「現役の大学生も結構いますよ。あとは学生時代に組織に入って、卒業後も企業などに就職せずスカウトの仕事を続けているパターンが多いですね。最近はスカウトといっても路上ではなくSNSや紹介で女性を集めることも多くなっていますし、昔のイメージの、押しが強い典型的なスカウトタイプはむしろ少ないかもしれません。イケてるビジネスマンのような見た目の人もいます。
女性の相談に乗りながら、一番フィットしそうな風俗店などを提示して話をまとめて店に送り込むという、内容的には営業職やコンサルみたいな仕事と重なる部分もあると思いますね。自分で言うのもあれですが、けっこう頭を使わないとできない仕事かなと思います」
「学生で羽振りがいいとモテますし」
スカウトというと、マンガ『新宿スワン』に出てくるようなキャラクターで、高校時代に不良で売っていたようなタイプをイメージしがちだが、特にここ数年でそのキャラクターは大きく変化したという。
路上で声をかけるスカウト行為は、風俗営業法や各自治体の条例で年々厳しく規制されるようになり、警察も繁華街でのパトロールや職務質問などを強化するようになっている。さらにSNSの急速な普及によって、そもそも路上で声をかける方法から、ネット上で集める手法に徐々にシフトしていっているのだ。
「自分もそうでしたけど、学生の場合は最初は割のいいバイトという感じで、あまり深く考えずに入ってくる人がほとんどじゃないですかね。高校でヤンチャしていたようなタイプもいることはいますが、むしろ最近はビジネスで稼ぎたいとか、SNSの運用で収入を得るとか、そういうタイプが多いかもしれないですね。
学生で羽振りがいいとモテますし、稼いでいるという優越感みたいなものもありますので。でも組織に入ってある程度時間が経つと、抜けられなくなるんですよ」
このときは、佐伯が発した「抜けられなくなる」という言葉の意味がよく分かっていなかった。しかし、ナチュラルという得体の知れない組織の取材を進めるにつれて、我々はその本当の意味を知ることになる。
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