ラブホテルで行われる撮影会
そこから夏目と二人三脚で始めたのが、「ラブホ撮影会」だった。ラブホテル──通称ラブホは、「風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)」に基づいて営業されるホテルのこと。2時間、3時間の休憩と宿泊が基本だが、比較的安価な料金設定をしているため、回転率を上げないと利益が出にくい収益構造となっている。利用率が下がっていたことから、各ラブホでは「女子会プラン」を設定。女子だけで平日の昼間6時間などでの利用について安い料金で提供し出していた。ここに目をつけ、撮影会を組んだのである。
独身OLや主婦などとともに、風俗嬢も参加していた。風俗嬢たちとの会話では、「自分だけが浮いているって自覚しています」と、まめは笑う。それでも「お店のパネル写真に使いたい」「男性カメラマンだと緊張してしまうのでありがたい」といった声を聞き、風俗嬢たちとの距離を縮めていくなかで、2024年に風俗写真家を名乗るようになった。
「風俗嬢の皆さんにはそれぞれ思いがある。それに立ち入ることはありません。それよりも第一線で自分の身体を使って見せたり、価値を提供する道って、ダンサーやアスリートといったパフォーマーと変わらないと感じていて、私はリスペクトしています。それを撮る側の私は、理学療法士やトレーナーの立場と同じようだと感じています。夫のヌードを撮りたいと思った気持ちと、私のなかで違いはないんです」
そのうえで、「男性は自分の見せたい筋肉の部位を知っていて、そこをアピールしたがる傾向があります。一方で女性は、コンプレックスを抱いている部分を写さないでほしいと言う人が多い」と、まめは語る。妻の顔を穏やかな表情で見守るたーきー。これからも夫は妻をさりげなくサポートしていくのだろう。
しかし風俗写真家としてデビューを果たした2024年の秋、まめは妊娠。2025年夏、めでたく第一子を出産した。しばらく休業状態が続き、9月時点でも10分ほどの歩行にもかかわらず全身筋肉痛に見舞われるほど体力が落ちた。それでも11月に現場復帰した。ラブホ女子会撮影の新星の活躍はこれからだ。
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