「SNSのフェチ天使」の異名を持つタレント、起業家のくりえみ。現在AI関連企業を経営する彼女は2024年、サンフランシスコ行きの機内で傷口が裂け、敗血症寸前に。上半身は紫色となり、一時は死の淵に立たされた。膿により体重は5キロ増え、痛みで眠れず「気絶させてください」と医師に頼むほどの壮絶な入院の話を聞いた。(全3回の1回目/続きを読む)
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フライトして5時間ぐらいたった頃に「プツン」って音がした
――くりえみさんは2024年、サンフランシスコに向かう飛行機内で手術の傷が開き、その後入院し死の危機に陥る事態になったことがニュースとなりました。飛行機に乗る前にどのような手術をしていたのでしょうか。
くりえみさん(以下、くりえみ) 背中にしこりのようなものがあって、普通の人ならスルーするくらいの大きさなんですが、グラビアをしていたこともあってしこりを取る手術をサンフランシスコへ向かう2か月くらい前に受けたんです。手術を受けた当時は違和感も全くなくて「しこりが取れて綺麗になった」ぐらいに思っていたんです。
――飛行機に乗り、どのくらいたってから痛みを感じたんですか。
くりえみ フライトして5時間ぐらいたった頃に「プツン」って音がしたんです。それで「ん?」と思って。すると最初は背中あたりから痛くなって、だんだんと上半身あたりにも痛みが広がっていきました。「なんだか痛いな」と思って、背中を触ってみると手がべしゃーっと濡れたんです。
――血が出たんですか?
くりえみ 血じゃないんです。水っぽい体液みたいなものが出ていて。その体液で服がびしゃびしゃになっていました。でも、まさか自分の体が裂けて、そこから体液が出ているとは思わないじゃないですか? 最初は「あれっ、濡れた服を着てきちゃったのかな?」くらいにまだ思っていました。その時は耐えられるぐらいの痛みだったんです。
ただフライトから10時間ぐらい経った時に「体液は自分の体から出ているんだ」と気付いて。体から出る体液が止まらず、長袖を着ていたんですが、周りが気づくくらいにびしゃびしゃに濡れてしまって。
ただサンフランシスコではすでに仕事などの予定をたくさん入れていたし、現地で合流する人にも迷惑をかけたくない。予定をこなしたいという意地が出ちゃって「薬局で痛み止めを飲めば大丈夫でしょう」と結局、サンフランシスコまで痛みに耐えました。
アメリカに着くとすぐ薬局に行ったんですけど、日本の薬局と違うから、薬もよく分からなくて。結局、痛み止めを大量に買って、あとは傷口を止めるガムテープみたいなものでグルグル巻きに止めちゃったんですよ。後にそれが菌を閉じこめる形になって、余計によくなかったと知りました。

