「加害者が未成年であることを盾にしている」

「大会前に明るみに出れば出場辞退もありえたわけで、甲子園出場のために事件を隠蔽していたと思われても仕方ない。大会後も、8月下旬から9月上旬にかけては準優勝の凱旋報告会や町田市役所への表敬訪問などの行事もこなしていた。警察が動き出すまで高野連に報告した形跡もありません」(同前)

 在校生の一人が続ける。

「事件については報道で知るだけで、いまだ全校集会や保護者会での正式な説明もありません。被害者のプライバシー保護は重要ですが、加害者が未成年であることを盾にして説明責任を果たさない学校の対応には、不信感が募ります」(日大三高に事実関係を問い合わせたが、期日までに回答はなかった)

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 書類送検された2人の部員は「軽率な行動だった」と反省しているといい、今後は家庭裁判所で処分が決まる。性被害問題に詳しい弁護士はこう警鐘を鳴らす。

「児童ポルノとみなされる動画は所持しただけでも、受け取ったものを転送しただけでも処罰対象になる重大な犯罪行為であると、誰もが認識すべきです」

 事件については、拡散に加担したとされる別の女子生徒の名前や顔写真がSNSで晒されるなど、沈静化の兆しが見えない。名門校の対応が問われている。

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