「つい集めてしまう」「捨てられない」「自然と集まっていた」……。なぜかモノを“蒐集”してしまう人たちがいる。一体彼らはどのような思いで、特定のアイテムに夢中になっているのか。

 ここでは、年齢も職業も住む場所も異なる彼らの生活に迫った『コレクターズパレード 100人の収集生活』(小鳥書房)の一部を抜粋。ある女性はチーズの個包装に付いている小さなラベルを集めるようになった。いったいなぜなのか……。

切手のストックブックに並んだチーズのラベルたち。

◆◆◆

ADVERTISEMENT

捨ててしまうようなモノでも

 6Pチーズやベビーチーズの個包装に付いている小さなラベル。カラフルでとても綺麗。元々記念切手を蒐集していて、切手のようにストックブックに並べたら素敵だろうなと。大好物のチーズが、コレクションの対象になりました。

 いつから集め始めたかは覚えていません。雪印乳業が雪印メグミルクになったのが2009年、その何年も前からなので、かれこれ20年になるかもですね。新しい味とラベルを求めて、様々なメーカーのモノを買い集めました。

他のコレクションや舞台の資料に挟まれ、部屋干しの用具一式と並んで置かれています

 新製品が発売されると必ず購入。ラベルのデザインが変わって購入。少しお高い外国製のチーズも。美味しくて楽しくて、すっかりハマりました。最近はラベルを付けないメーカーが増えたのが残念。経費節減なのでしょうね。

 チーズのラベルって食べ終わったら捨ててしまうモノだけど、こうして並べると綺麗でワクワクしませんか。場所も取らないし。私ね、片付けが苦手なので、大きなモノは集められないんですよ。

次の記事に続く 《圧巻の自宅研究室》「気づけば400本を超えていた」「床から生えてくる」…昆虫博物館の学芸員が陥った、“ピンセット沼”の恐るべき深さ