50億円豪邸を建てるも…夫妻の“ドケチ”ぶり

 巨万の富を得た元谷氏が2016年に建てた邸宅も世間の度肝を抜いた。

 不動産関係者が言う。

「高級住宅街として名高い港区の麻布に、地上7階、地下1階の大豪邸を建てたのです。奇抜なデザインを施した建物の延べ床面積は約3000平米。土地代と建物の建設費用を合わせたら、50億円はくだらない」

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美術館のような豪邸

 もっとも、この大豪邸に暮らす一家の姿は“異様”に映った。知人が語る。

「妻の芙美子さんは、家の中でも元谷氏のことを『代表』と呼び、2人の息子も常に敬語。元谷氏が何か話すと芙美子さんは横で『キャーッ、すごい!』『さすが代表!』などと狂信的な相槌を打っていました」

 夫妻の私生活は意外にも“ドケチ”ぶりが際立つ。

 アパ関係者が明かす。

「会長と芙美子社長は回転寿司が大好き。芙美子社長はユニクロを愛用し、新幹線を使う際もグリーン車には乗らないようです」

 政界人脈も豊富で、元谷氏は一時、安倍晋三元首相の後援組織「安晋会」の副会長を務めていたが……。

「政治家のパーティー券は全然買ってくれない。同郷の石川県出身の森喜朗元首相ですら、毎回たった1枚しか買ってもらえなかったそうです」(議員秘書)

「ワシらきょうだいを皆、笑顔にしてくれよった」

 石川県で暮らす2歳下の弟・進さんにも話を聞いた。

――お兄様はどんな存在?

「ワシらきょうだいからすれば、立派な兄貴やった。偉大な人を亡くして、ものすごいショック受けとる」

――家を買ってくれたり?

「家でもなんでも、買うと言えば応援はしてくれるよ。ただ(お金を)やるとなると贈与税がかかって大変やからイカンちゅうて。あとはお前らの努力で銀行でカネ借りて何とかせえと。法律とか勉強して、優秀な兄貴やから全部わかってる。しっかりしとったよ。ワシらきょうだいを皆、笑顔にしてくれよった」

 アッパれな生涯だった。

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