国内女子ツアー通算14勝、何度も賞金女王争いを繰り広げ、生涯獲得賞金は約6億8800万円にのぼる有村智恵(38)。現在は結婚し1歳の双子を育てる母でもある彼女だが、夫婦の関係が現在の落ち着いた形になるまでには時間がかかったという。
結婚の決め手になった同い年選手のアドバイス、夫婦の意外なパワーバランス、そして「夫婦のお金」にまつわる本音まで、ありのままに語ってもらった。
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――ご主人との交際から結婚までの期間はどれくらいでしたか?
有村智恵(以下、有村) 34歳の時に結婚したので、交際期間は3年くらいですね。決め手としては、やっぱりコロナの期間がすごい大きくて。それまでの10年以上ずっとプロゴルファーとして全国を転々としていて、家に帰るのは日曜日と月曜日ぐらい。男性と付き合っても一緒にいるのも週1日2日で、長くても試合がない1週間くらい。でも結婚を考えた時、ゴルフを辞めた後に私は人と一緒にちゃんと暮らせるんだろうか、というのがずっと懸念点でした。
「私は高校から寮だったから、家族とも一緒に暮らしてたのは中学生が最後で」
――ゴルフを辞めた後のことが気になっていたんですね。
有村 そうです。でもコロナで試合がなくなって外にも出られないし、彼も会社に行けない。それで2人ともほとんど家にいて24時間一緒にいるっていう生活が突然始まりました。でもそうやって過ごした3カ月が、私の中で全くストレスじゃなかったんですよ。それで「あ、こんな感じで過ごせるなら、ゴルフを引退しても家族として一緒にいられそう」とイメージがすごく湧きました。
――すれ違い生活ではわからない部分が見えた。
有村 やっぱり週に1~2日しかいないと、帰ってきても夕食をちょっと食べて次の試合の準備ですからね。私は高校から寮だったから、家族とも一緒に暮らしてたのは中学生が最後で、そのイメージがどうしても湧かなかったんです。あの期間がなければ、結婚の決断はできなかった気がします。

