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アリサ・リウが変えた“女子フィギュア”のイメージ
『SLATE』のクリス・シュライシャーは、コラムで今回のリウの優勝の意義についてこう書く。
「理解しなければいけないのは、スケーターたちはみんな悪夢の中で生きているということだ。リンクに向かう瞬間、まるでコロシアムに足を踏み入れて死闘を繰り広げるような気分になる」
そして前回の北京大会を見て、「フィギュアの観戦から離れようかと考えた」と書く。
「15歳のロシアの少女、カミラ・ワリエワ(絶対本命だったが、ドーピング問題の渦中にいた)がコーチに叱責され、感情を制御できなくなる一方で、金メダルを獲得したチームメイトは誰にも邪魔されず、一人で祝杯を挙げている姿を見るのが、どうにも耐えられなかった」
アリサ・リウのコーチたちは、彼女のポジティブな精神を取り入れ、祝杯ではなく、フリーの演技の前に“スペシャル・ドリンク”を飲んだとグレアム記者は書く。
「リンクへ向かう前にポル・ロジェのシャンパンを2杯」
こんなフリースピリットに富むゴールドメダリストの誕生が見られるなんて、なんて幸せなことか。
極限の緊張がトレードマークの女子フィギュアスケートのイメージが変わった。
ミラノの表彰台は、笑顔にあふれた。
アリサ・リウも、坂本花織も、そして中井亜美も。
素晴らしき表彰台。
3人のキャラクター、表現力の勝利。


