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「本当はオレだって殴りたくないんだ…」
結局、フィリピンパブは休業せざるを得なくなり、3人は系列のピンサロ店に異動した。林は新たにホステスをスカウトするため、野本を連れてフィリピンに渡航した。その間、武田は中井さんの監視を命じられた。
「ごめんな、本当はオレだって殴りたくないんだ……」
「分かってる。武田君の気持ちは分かってるから」
事件前、フィリピンから帰国した林から武田に電話がかかってきた。
「中井の様子はどうだ?」
「相変わらず、『自分は関係ない』と言っています」
「バカ野郎、お前のやり方がぬるいからだ。オレが直接話を聞く。今日の営業が終わったら、ビルの下まで降りてこい!」
営業後、武田は中井さんを連れて1階フロアまで降りた。中井さんは土下座しようとしたが、いきなり林に顔面を2回蹴り上げられ、鼻血を出して失神した。