「こいつを白状させられんかったら、お前らにペナルティーが下ると思えよ!」

 野本と武田は追及の引き継ぎを命じられ、誰もいなくなった店内で中井さんを暴行し続けた。

 野本は中井さんが鼻に詰めていたティッシュにライターで火をつけ、顔面を大火傷させた。武田はそれを見て、暴行する気がなくなり、中井さんをビニールテープで縛り上げ、店内に放置して帰宅した。

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「ぐったりした同僚」の様子を調べると…

 それから10時間後、武田が出勤すると、中井さんが虫の息で失禁していた。さすがに可哀想になって、ビニールテープを取っていたところ、そこへ野本がやってきて、「バカ野郎、店内を汚したら、またオレたちが罰金を課されるじゃねえか!」と激怒し、中井さんをつかんで投げ飛ばし、隣のキッチンへ引きずって行って、ジュースサーバーのボンベで中井さんの腹部を殴りつけるなどの暴行を加えた。

 ぐったりした中井さんを店の事務所に連れて行き、両手両足をビニールテープで縛って、そのまま店をオープン。途中で武田が様子を見に行くと、中井さんが息をしていないことに気付いた。慌てて野本を呼び、2人は「どうしたらいいか……」と話し合った。

写真はイメージ ©getty

「救急車を呼びましょう」

「バカ、勝手なことをするな。社長への報告が先だ」

次の記事に続く 《懲役は…》「死体は樹海に捨てろ」41歳同僚の“息が止まる”までボコボコに…ヤクザに脅されてリンチ殺人に参加した男が「自白を選んだ」理由(平成24年の凶悪事件)