12匹の飼い猫をみな殺し、誘拐した少年にわいせつしてたのに…《中1男児誘拐ホルマリン漬け事件》“問題だらけの犯人男”を誰も止められなかった謎(昭和32年の事件)

『高度経済成長期の日本で起きた37の怖い事件』より #4

「息子が事件に関与しているかも」父親も警察に相談したが…

 このような常軌を逸した状況から邦太郎の精神状態は4日ごろより急激に悪化し、6日から桜ヶ丘保養院に入院。そして9日に主治医に奇妙なことを口走り始めたため、急転直下で事件発覚となる。

 ちなみに、5日に和利くんの失踪が報道された直後、邦太郎の父親が不安になり「息子が事件に関与しているかもしれない」と警察に相談していた。これを受け野方署は、6日の午前3時に邦太郎を保護したものの、特に調べることもなく、その日のうちに病院に戻したそうだ。