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「賃料インフレ」が都心で始まった
インフレの影響は、住宅市場にも表れ始めている。中国人による購入は鈍化したものの、藤野氏は「都心部では賃料、つまり賃貸価格が爆発的に上昇し始めています」と語る。
これまで利回りベースで低かった賃料が、急速に上昇している。
「引っ越そうと思っても、次の物件の賃料が高くなっている状況です。家主側が退去を促し、新しい入居者に対しては賃料を10%から15%ほど引き上げることもあります」
インフレ時代に問われるものとは
藤野氏が最も強調するのは、インフレ時代における「稼ぐ力」の重要性だ。
「『物価高以上に自分の給料を上げられるか』という戦いに、日本も突入しました」
賃金が3%上がっても、物価が5%上がれば実質的な賃金は下がる。
「この状況は、デフレだった日本を除くほぼ全ての国がこの30年間ずっと続けてきた戦いです。グローバルに見れば、ごく当たり前のこと、どこの国でも起きていることが日本でも始まった」
解決策は明確だ。
「これからは、給料を上げるよう交渉したり、より高い賃金を提示する会社に転職したりといった行動を起こさなければ、インフレに追いつけず、じりじりと生活が苦しくなっていくでしょう」
対応した人と対応しない人で未来が分かれる――インフレ時代の残酷な現実である。

