「赤ん坊の肉を…」SNSで飛び交う“噂”
こうした中、当人たち以外には意味不明なメールの文章が取り上げられ、SNSでは「エプスタインたちは赤ん坊を殺し、その肉を食べていた」という衝撃的な噂が駆け巡っている。これは、件名が「クリームチーズ・ベイビー」とされたメールの一部抜粋に端を発している。
「笑、クリームチーズと赤ん坊が同じレベルなのか、私には分からない」
「赤ん坊は何百万人もいるのに、良質なベジタブル・クリームチーズはほとんどない」
「ハハ。明日、ベジ・クリームチーズ欲しい? 今から探しに行くよ」
このやり取りに他の情報が重ねられ、「人喰い」の噂が広まっているのだ。
英アンドルー元王子の逮捕報道
ファイルに名があったことで、すでに各界の著名人が次々と職を辞している。さらに影響はヨーロッパにも広がり、2月19日にはチャールズ国王の弟であるアンドルー元王子が逮捕されたと英BBCが報道。アンドルー元王子はエプスタインと交流があり、2025年10月に「王子」の称号を剥奪されていた。詳しい容疑は明らかになっていないが、エプスタインへ機密情報を渡した疑いとみられ、釈放後も捜査は続いている。
政界、財界、学界、美術界、エンターテインメントおよびスポーツ界……と分野を問わず、パワーを持つ者たちがエプスタインとの繋がりを求めた。ある者は少女たちへの残酷な性的虐待を楽しみ、ある者は自身の成功のためにエプスタインの持つ人脈と莫大な資金に目が眩んだ。ある者は、その両方を“享受”したのだろう。
ファイルに名のあった者たちは倫理観を持たなかった。多くのアメリカ人は、権力を持つ者たちのそうした倫理観の完全な欠落に戦慄した。アメリカは、欧米は、高等な文明社会であり、キリスト教に基づく倫理観や博愛主義があり、ゆえに世界をリードしてきたと信じてきた、その自負が崩れ去ったのだ。
権力者たちの多くは「性的虐待を知らなかった」「繋がりはビジネス上のもの」などと釈明しているが、事態を重くみた国連人権理事会の独立専門家委員会は以下の声明を発表。
「女性と女児に対するこれらの残虐行為の規模、性質、組織的性格、そして国境を越えた影響は非常に深刻であり、その多くは人道に対する罪の法的基準を満たす可能性がある」
今回公開されたのはファイルのわずか半分であり、残り300万点は非公開のままだ。(文中敬称略)
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この混沌を生み出したエプスタインとは、一体どのような人物なのか。ファイルに名前があった著名人達は、何をしたのかーー。この事件について、在米ライターの堂本かおる氏が、現地の報道をもとに迫った記事の全文は、以下のリンクよりお読みいただけます。
#1《エプスタイン事件とは何なのか?》「1日に3度の快感を」“島”で少女を囲って性的虐待、セレブへの斡旋疑惑…突然死した大富豪が残した“大きな謎”
#2「若ければ若いほどいい」「裸でマッサージをさせて」少女を捕まえ、50代男性と性交させ…英国育ちのインテリ女性が“モンスター”と呼ばれるまで
#3《覚悟の実名告発》17歳で富豪から性的暴行、英アンドルー元王子からの被害も訴え…世界中から注目された元少女の人生
#4“ペドフィリア島”で大勢の少女が被害に、首謀した資産家は死亡…トランプ大統領を窮地に追い込む“エプスタイン事件”のゆくえ
#5 “エプスタイン文書”には一体何が?「エプスタインの邸宅でレイプされた」「権力者に女性を斡旋」公開されて明らかになった事実とは
#6「赤ん坊は何百万も…」「明日、欲しい?」少女を性的虐待し、著名人に斡旋…獄中死したジェフリー・エプスタインが送っていた“メールの中身”
#7「エプスタインとの関係が発覚し離婚へ」世界トップ実業家、元大統領も…“エプスタイン事件”によって追い詰められた人々
#8「エプスタイン文書に名前がなければ…」“島”で少女を囲って性的虐待、有名セレブも次々と…“エプスタイン事件”にアメリカ人が戦慄する「本当の理由」


