弘さんは服役中の2011年、75歳で病死した。

酒店(1984年)

■「喜ぶっていうのは結構、疲れるもんですね」と長男・弘次さん

その後、遺族らが行った再審請求。2月24日付で最高裁は検察の不服申立てを退け、裁判のやり直しを決定しした。

無期懲役以上の刑で服役中に死亡した人の再審開始決定は、戦後初めてとみられる。

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弘さんの遺志を継いで、再審請求をしてから14年。家族はきのう(25日)、日付が変わるまで喜びをかみしめた。

阪原弘さんの長男・弘次さん(64):喜ぶっていうのは結構、疲れるもんですね。クタクタに疲れてるんやけど、興奮して全然寝られないんですよ。
阪原弘さんの妻・つや子さん(88):(弘さんも)喜んでると思う。な。

阪原弘さんの長女(62):もうちょっとや。ばあちゃんも元気出して。
阪原弘さんの妻・つや子さん:うん。嬉しい。もうあした死んでもいいわ。

阪原弘さんの長女:まだ、無罪を聞かな。
阪原弘さんの妻・つやこさん:(弘さんの墓前に)報告しに行こうな。

阪原弘さんの長男・弘次さん

■「誰が信用してくれへんでもお前らだけは信用してくれ」泣いて語った父

長かった道のりを歩んでこられたのは、譲れないひとつの思いがあったからだ。

阪原弘さんの長男・弘次さん:父のを無念を晴らす。無実を証明する。そういう思いがあったので、ここまでやってこられたと思います。

『誰が信用してくれへんでも、お前らだけは信用してくれ』と、あの明るい父が泣きながら言いましたから。

阪原弘さんの長女:棺の中の(父の)顔を見た時はもう悔しかったやろうなって。このまま(再審請求を)やめたらあかんなって。その時、私は思った。

弘さんに報告する。

阪原弘さんの長男・弘次さん:再審無罪に向けて走るだけやから、もうあと少し頑張ろうねって。

仏前に報告する弘次さん

■再審は「開かずの扉」とも「38年やからな…」と長男・弘次さん

一夜明け、支援してくれた仲間とも喜びを分かち合った。

支援者:一日も早い再審無罪を勝ち取るためにみんなで頑張りたいと思います。乾杯」