鈴木亮平が二役を演じるミステリー、日曜劇場『リブート』(TBS系)が好評を博している。その中で、主人公の気丈な母親を演じて物語を支えているのが原田美枝子(67)だ。ドラマが中盤から後半にさしかかり、「(原田演じる)おばあちゃんが一番怪しいのでは」という声が視聴者から上がるのは、原田の存在感あってのことだろう。

 実はもう一つ、今クールのドラマ『探偵さん、リュック開いてますよ』(テレビ朝日系)でも、松田龍平の謎めいた母親として登場している。やっぱりただものではないのだ。

15歳で芸能界入り→デビュー作でヌード披露

 1958年生まれの原田がデビューしたのは15歳のとき。マーク・レスターに憧れて映画『卒業旅行 Little Adventurer』の相手役オーディションを受けたものの落選。とある芸能プロダクションにスカウトされ、その後、サンミュージックに移籍した。歌手デビューの話もあったが、山口百恵の対抗馬として期待されて、女優としてデビューすることになる。

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原田美枝子 ©文藝春秋

 初めて出演したのは児童向けの教育映画『ともだち』(1974年)という作品。このとき、特別出演の松田優作とロケバスの中で出会っている。しかし、『太陽にほえろ!』のジーパン刑事役でブレイク中だった松田を遠くから眺めることしかできなかった。

 正式なデビュー作となる家城巳代治監督の『恋は緑の風の中』(1974年)では、主人公が思いを寄せるヒロインを演じた。中学生の性の目覚めをテーマにした作品だったが、話題になったのは原田のヌードだった。主人公の夢の中に薄い布だけをまとった原田が現れると、多くの手が伸びて薄布が剥ぎ取られて上半身が露わになる。