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“松本人志からの無理難題”オカリナ×横澤夏子「本当に大喜利が得意な、あの芸人」

NSC同期が語り合う「知られざる大喜利芸人たち」

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こんなに喋るオカリナははじめて見た

オカリナ でも夏子ちゃんはあの「JJ」でコラムを連載して、それがこんど本(『追い込み婚のすべて』光文社)にもなって、すごい。

横澤 最初は編集者の方に頼りっきりだったら「少しは自分で考えてください」って叱られて(笑)。それから構成を考えたり、一度書いた原稿を添削するようになったら、すごく楽しくなった。普段お喋りでやっているせいか、以前は文章で自分の言いたいことがなかなか伝わらなくて悔しかったの。でも、書きたいことをまとめられるようになると、話すときにも伝える力が付いてきたような気がする。だから今すごく楽しい。

 

オカリナ いいな~。私は熱量だけで言葉にならない。この間『おっさんずラブ公式ブック』(文藝春秋)にコメント出させていただいたんですけど、自分では書けなくてとにかくマネージャーにありったけの思いを伝えてまとめてもらった。ところであの公式ブックは本当に素晴らしいんですよ。どこがいいかと言うと……(以下10分間オカリナの『おっさんずラブ公式ブック』愛が爆発するが略)。

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横澤 こんなに喋るオカリナははじめて見た(笑)。もういい? 

オカリナ はあはあ、ごめん、つい……。夏子ちゃんに聞きたいんだけど。

横澤 何?

「句読点の打ち方のおかしいヤツはだいたいヤバイ」

オカリナ 私、文章書くとき、どこに「、」を入れていいか分からない。難しくない? 句読点って。

横澤 え?

オカリナ 小学校の時に「私は」って書いたら、その次に「点」を入れるって習ったんで、それだけは分かるんだけど。

横澤 確かにオカリナの喋り方は、点がない喋り方だもんね。どれどれこの本のオカリナの回答は……。ほんとだ! 3つの回答にひとつも点がない!

 

オカリナ うん。ないよ。

横澤 怖っ! 怖すぎだよ(笑)。

オカリナ 前にネットで「句読点の打ち方のおかしいヤツはだいたいヤバイから関わらない方がいい」って書いてあって、「私だ!」と思った。

横澤 あははは!

オカリナ もしこの本の第2弾があったら、点の入れ方勉強しようかな……。

横澤 いやオカリナは面白いからそのままでいいよ!

 

写真=鈴木七絵/文藝春秋

火星人の殺し方

(著)

文藝春秋
2018年8月9日 発売

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