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主犯格Aは「地元では有名だった」
Aの暴力による支配は大きかったのではないかという問いに、山﨑氏はAの複雑な人物像を明かす。
「彼は小学校の頃からパンチパーマをかけているなど、不良として地元では有名だったんですが、一方では柔道に打ち込み、大会で優勝を目指すなど真面目な性格、一面もありました」
しかし家庭環境には問題があった。
「父親が家庭の中で不在であり、母親もピアノ教師の仕事をしていて、自分の息子にあまり目を向けなかったということもあって、親子関係が非常に希薄だった。学校でも教師とか先輩から体罰を受け、それに反発していた。彼自身は暴力を通して相手を支配することで自分の生きる居場所を見つけてきた、そういう子ども時代を送っていたようです」
加害者たちに共通する3つの特徴
A以外の加害者たちについて、山﨑氏は共通点を指摘する。
「彼らに驚くほど共通しているのは、自らがいじめとか暴力を受けた経験があるということ。そして父親の存在感がない。さらに母親との関係も非常に希薄であるという、この3点が共通していました」
