他に接待でおすすめの業態は……?

 焼き鳥店も天ぷら店のように目の前で調理してくれる楽しさがある。一方で、「鶏肉が食べられない」という人は少なくない。焼き鳥店に誘う前に「鶏肉を好きか嫌いか」は確認しておくこと。

 また、焼き鳥の店でも「うちは串焼きだけで単品料理はありません」という店は避けたほうがいい。焼き鳥を頼む前に冷ややっこでもいいし、鶏煮込みでもいいから、つきだしになるような一品料理を出す店にする。

焼き鳥も接待に向いている ©mapo/イメージマート

 メニューにあるといいのは野菜料理だ。焼き鳥店で鶏肉ばかりを食べていたら栄養が偏る。野菜の摂取が必要だ。それも野菜焼きを注文したとしても十分ではない。わたしならサラダ、おひたしのある店を選ぶ。店では鶏肉の7本、10本のコースを頼んで、最後に焼き鳥丼、親子丼などを食べる。

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 焼き鳥という料理もまた天ぷらと同じで酒を選ばない。ビール、日本酒、焼酎、ワイン、シャンパンなどなんにでも合わせることができる。

 大半がカウンター店だと思われるので、人数は4人までと考えておこう。わたしは焼き鳥店の個室で宴会をしたこともあるが、焼き鳥というものは焼き立てが目の前に出てくるからシズル感が高まる。部屋に運ばれてきた焼き鳥はなんとなく寂しそうな風情を感じる。カウンター席で串をしごいて、肉塊を引きちぎって食べることが焼き鳥のおいしさに結びつく。

中華料理店は、あえてアラカルト注文で

 中華料理店での接待も盛り上がる。それは円卓ひとつをみんなで囲むからだ。しかも、大皿から取り分ける。コミュニケーションを取るのに向いている。だからこそ座り方はホストとゲストがお見合いする形ではなく、交互に座る方式がいい。

 料理は予約した段階でコース料理を注文することがほとんどだと思われるが、中華料理の接待に慣れている人は店で料理を注文する。それも、参加者ひとりひとりが食べたいものを盛り込んで、その場でコースを仕立て上げる。

 料理の注文のやり方はこうだ。