自分が明確に「壊れた」経験
ーーそれでは学校でも浮いた存在だったのでしょうか。
上田 いや、そうではなく、クラスの中心にいるタイプでしたね。
――「変わり者だけど受け入れられていた」ということですか。
上田 いや、もう少し複雑で……。私は「先生にも平気で歯向かう子」という位置づけで、何かあれば私が噛みつくことを期待するクラスメイトが多かったんですよね。教室でキレて物を投げたり、壊したりしたこともあり、それが一目置かれる要因になっていたような感じです。
――暴力的な支配でなく、クラスメイトからの信頼も得られていた。
上田 ありがたいことに、頻繁にいろんな子たちから相談を受けるくらいには信頼されていたと思います。というのは、精神的にちょっと大人だと思われていたフシがあるんですよね。性的な体験の早さがあったから、周りからそう見えたのかなと思うのですが……。
というのも、小学生時代、母親同士が仲良くしている、少し年上の女性が家に泊まりにくることがあったんです。寝ているとき、彼女が私の身体をまさぐってきて。初めての直接的な性体験でした。それがきっかけで、自分が明確に「壊れた」と私は思っているんですが、周囲からは大人っぽく見える一つの要因でもあったのかなと。
他にも、小学校6年生くらいのとき、近所に住む20歳のお兄さんと仲良くなって、いわゆる恋バナをはじめ、さまざまな話をしましたが、彼がエロ本を持ってきて一緒に公園で読んでいたり。今思えば完全に危ない大人ですし、アウトな事案ですけどね(笑)。ただ当時はそんなこともわからず、中学生になる頃にはすでに、そうしたオトナの世界をちょっと知ってはいる女の子でした。
――そうしてクラスメイトから相談されることは多かったとのことですが、相談されること自体が面倒ではなかったのでしょうか。
上田 面倒ではなかったですね。ちょっといいことをしている自覚すらありました。
