日本人アーティストが世界の音楽シーン、特に欧米に進出すべきだと主張する「3つの理由」

 千木良氏は「3つの理由」から、日本人アーティストが世界の音楽シーン、特に欧米に進出すべきだと主張する。その1つは、日本国内にあるライブ会場に限界があるからだ。現代の音楽ビジネスにおける売り上げの大きな柱は、ライブによるチケット収入とグッズ販売だが、そこに直結するのがライブ会場のキャパシティーの問題だという。

「私は、日本のアーティストはアジアでも欧米でも、とにかく海外に出ていったほうがいいと思っています。むしろ、出ていかないと危ない。その理由のひとつは、国内においては、大きなキャパを収容できるライブ会場が少ないからです。(中略)日本国内にある『大箱』は数が限られている。その数少ない会場を取り合っているんです。たとえば国内最大級の収容人数を誇るのが、7万2000席ある横浜の日産スタジアムです。それでも僕らが今年、日産スタジアムでライブができるのは、たった2日間です」

50万人を動員したAdoのワールドツアー Photo by Viola Kam (V_z Twinkle)

 また、「3つの理由」のうちの1つには、昨今のアジアブームのトレンドや韓国人アーティストの動向とも関係がある。グラミー賞の投票権を持ち、世界のトレンドを肌で感じる機会も多かったという千木良氏の言葉には説得力がある。他にも、出合って間もない頃にEGO-WRAPPIN'の『くちばしにチェリー』を歌ったAdoの才能に鳥肌が立ったという知られざるエピソードも多数収録。千木良氏のインタビュー記事「Adoと学んだ欧米流ビジネスモデル」は、月刊「文藝春秋」4月号(3月10日発売)、および月刊「文藝春秋」のウェブメディア「文藝春秋PLUS」(3月9日先行配信)に掲載される。

文藝春秋

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音楽 Adoと学んだ欧米流ビジネスモデル

出典元

文藝春秋

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