芸人→女優に転職した理由
――いわばリハビリ的に、いったんその「変な癖」を取らないといけない。
田上 そう。だから自分は「芸人を辞めた」っていう意識を持つことで、その「面白い感じにしなきゃいけない」という思考を取ることに集中できたから。芸人の皆さん、もしお芝居をやりたいなら早い方がいいです。そこのあなた、変な癖が付いてますよ。私だけかもしれないですけどね(笑)。
――でも、お笑い芸人が演劇とかドラマに呼ばれたら、そういう「お笑いパートを任されてるのかな」と思ってしまう部分もあるんじゃない?
田上 もちろん、そういうのが求められている場もありますけど、そうじゃない場もあるので。ちゃんとした「普通のお芝居ができるようになっておいた方がいいな」って、いくつか芝居の現場をやって実感しました。「そういう面白い感じ、いらないから」って、演出家さんに直接言われたこともありましたし。
怒る時のお芝居なんかも、「もー!ったく、なんなんだよっ!」みたいに、気づいたらコントっぽくなったりしてたので。
――でも、長年お笑いをやってたわけじゃない。その芸人を辞めて「お芝居の道に進もう」って決めたのは、何か自分のなかできっかけがあったの?
田上 やっぱり「時代」もありますね。
