酷暑も終わりが見えてきた。
でもまだ暑い! と思ってるあなた、今回は残暑を吹き飛ばす「怖い話」特集にします。新聞を読んでいたらけっこう怖い話があったのです。
「傷がつきますよ」
まずは「首相、地方議員も囲い込み」(朝日新聞 8月12日)という記事から。私がタイトルをつけるなら「怖いアドバイス」だ。
ではいってみよう。
《立候補に意欲的ながら、推薦人(20人)集めに難航している野田聖子総務相に近い議員は首相周辺から接触を受け、「野田さんを推薦するという話があるが、傷がつきますよ」と告げられたという。》
怖い。このアドバイス怖い。つまり、野田聖子の推薦人にならなきゃいいんですね。わかりました。
「潮目が変わるかも知れないね」
同じ記事ではこちらも。タイトルをつけるなら「恐怖の電話」。
参院の竹下派が石破支持というニュースがあったが、この話は竹下派の吉田博美・党参院幹事長が石破氏支持に動いていた先月28日のこと。
吉田氏の右腕的存在である石井準一参院議員に首相に近い党幹部から電話があったという。
《「石井さん、来年選挙ですね。潮目が変わるかも知れないね。吉田さんにも伝えておいて」。石井氏は来夏の参院選で改選を迎える。電話は、総裁選で石破氏の支持に回れば、党の支援に差をつけるとも受け取れる内容だった。》
怖い。怖すぎる。
「潮目が変わるかも知れないね」という匂わせ方がなんとも怖い。つまり、石破茂を支持しなければいいんですね。わかりました。
今気づいたが、これらの怖いアドバイスや電話の出どころは必ず「首相周辺」からではないか。警戒したい。