子どもが「エロ漫画」を読んでいたら、親はどうすべきか
――「親子の触れ合い」と「性加害」の明確な線引きが必要なのですね。
飛田 そうですね。例えば、幼い子どもには頬や唇にキスすることがあるかもしれませんが、「それが当たり前なんだ」と学習しないように、唇は避けたほうがいいです。もし、してしまった時は、「お母さん(お父さん)とだけだよ」「大きくなったら、もうしないよ」などと一言添えてほしいところ。この辺り、日本は意識が低いなと思っています。
――成長してくると、保護者が知らない間に子どもが「エロ漫画」などを見ていることがあると思います。昨今は普通のサイトを見ていてもいかがわしい広告を目にするなど「エロ」が身近になる中で、保護者はどうすべきなのでしょう。
飛田 まず、タブーにしないのが重要です。「何見てるの!」などと怒ってしまうと、その話題がタブーになり、何かあった時に相談しにくい環境ができてしまいます。子どもが性的な話題に興味を示していることは成長の証であり、悪いことではありません。ですが、ネット上のコンテンツには間違いも含まれていることを伝え、子ども向けの性教育漫画などを買ってきて、「こっちのほうがいいと思うよ」と促すのが良いかなと思います。
――日頃から気をつけておきたい「子どもの兆候」はありますか?
飛田 見たことのないモノを持っている、保護者の方が知らないような場所に行っている、名前を言えないような相手と会っている、「死にたい」と口にする――などは、分かりやすい兆候です。性被害でなくとも子どもの安全が脅かされている可能性が高いと思います。そんなときは、子どもの様子をよく見ながら、落ち着いて話を聞いてあげてください。