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眞子さまと小室圭さん、最後の面会

 実は8月4日、朝日新聞の報道の4日前だが、私は小室圭さんが赤坂御用地にある秋篠宮邸を訪問する様子を現場で取材していた。眞子さまが7月31日にブラジルから帰国されるのを待って、フォーダム大学への留学を前に最後の逢瀬を果たしたのだろう。赤坂御用地には、6つの門がある。秋篠宮邸へは、青山通りから少し入った「巽(たつみ)門」が最も近く、秋篠宮ご一家をはじめ、宮邸に招かれた一般の人もこの門を使うことが多い。この日も多くの報道陣が巽門の前に陣取っていた。

7月31日、ブラジル公式訪問から帰国された眞子さま ©JMPA

 しかし19時頃、小室圭さんを乗せた車両が通過したのは「東宮御所正門」だったようだ。報道陣は東宮御所正門を使うとは思いもよらず、ノーマーク。メディアの目を極力避けた行動だった。ここから、秋篠宮ご夫妻のお気持ちについては、2つの解釈ができるように思う。1つは、メディア攻勢から小室圭さんを守ろうとするご姿勢。もう1つは、眞子さまと小室圭さんの面会がこれ以上大きく報道されないように、というご憂慮だ。私は、どちらかというと、後者の意味合いが強いご判断だったのではないかと拝察している。

秋篠宮邸に150分滞在した小室圭さん

 東宮御所正門は皇太子ご一家のお住まいである東宮御所に最も近く、天皇皇后両陛下や皇太子ご一家、東宮御所へ招かれた人などが使う。ある宮内庁関係者によれば、「宮内庁幹部は、東宮御所の通用口という位置づけの『鮫が橋(さめがはし)門』を使うことが多いようです。皇族方が東宮御所正門をお使いになる場合もありますが、東宮御所正門を他の宮邸に招かれた一般の人が使うというのは、異例と言えるでしょう」という。

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イギリスへご出発のため、赤坂御用地を出られる愛子さま ©JMPA

 そしてこの日、皇太子ご夫妻は甲子園開会式に出席されるため、兵庫県へ行啓されており、愛子さまはイギリスへ短期留学中だった。皇太子ご一家がご不在の時に起きた“事件”だった。小室圭さんは、150分ほど秋篠宮邸に滞在した後、21時過ぎに同じく東宮御所正門を通過して帰って行った。