3時間以上出発が遅れたデトロイト行きデルタ航空機
渡米の日、「8月7日15時40分発、成田からデトロイト行き。デルタ航空の便らしい」と私が知ったのは、出発直前のことだった。小室圭さんの、日本での最後の姿を捉えようと、報道陣は大挙して成田空港へ押し寄せた。ところが、小室圭さんが搭乗予定の便は出発が3時間以上も遅れた。小室圭さんは最初の乗客として搭乗口へ現れ、数名のSPによって前後を手厚く護衛されていた。ダークスーツにブルー系のストライプネクタイ、黒のビジネスバッグ。見送る人々の視線から逃れるように、小室圭さんは早足で機内へ乗り込み、報道陣からの声がけには、かすかな笑みを浮かべて無言で頭を下げていた。
眞子さまが日本を離れている間に「フィアンセ」の文言が削除
一方の眞子さまは、複雑な胸中でいらっしゃるだろう。ブラジル公式訪問のため、羽田空港を出発された当日に、宮内庁から「小室圭さんはフィアンセではない」との発表があり、眞子さまが日本を離れていらっしゃる間にフォーダム大公式サイトからは「フィアンセ」の文言が削除されたのだから。
眞子さまがブラジル公式訪問でお召しになっていた、スーツやお洋服は、ほとんどが新調されたものだったのではないだろうか。アマゾン川を視察されたときのサングラス姿や、華やかなヨシエイナバのシルクのボタニカルプリントのツーピース、ブラジルの国旗の色を思わせる黄緑色の振袖など、とてもストレートに訪問国のイメージを表現していらっしゃるように見え、これまでの公務や海外訪問とは、少し違う印象を持った人もいたのではないか。数多くのお洋服をお持ちになってめまぐるしくお着替えされていて、眞子さまご自身の「状況を変えたい」という思いがにじみ出ていたのかもしれない。
8月9日、眞子さまは鳥取県米子市で開かれた「大山開山1300年祭」の記念式典であいさつされた。2日間の鳥取県ご訪問中は、朗らかな笑顔を絶やされず、どんな状況でも前を向いていかれる、内親王らしいお振る舞いをなさっていた。秋篠宮ご夫妻と眞子さまは、このご婚約を巡り、それぞれ確固としたご意向をお持ちのように見える。秋篠宮家として、最終的な結論を出されるまでには、まだしばらく時間がかかりそうだ。