時に「盛ること」が正義とされる芸能界で、「嘘をつきたくない」という本音と戦い続けてきた南明奈(36)。そんな彼女の転機は24歳、人気バラエティ『めちゃ×2イケてるッ!』のオリジナルメンバーでもあったよゐこ・濱口優(54)との出会いだった。

 18歳年上の濱口との交際で頭をかすめた「トリプル介護」、濱口に抱いたたった一つのやきもち、4年待たせたプロポーズの真相。決して簡単ではなかった芸能界おしどり夫婦の道。(全3回の2回目/3回目につづく

南明奈さん ©細田忠/文藝春秋

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「結婚を考えない恋愛」の意味がよくわからない

――過去のインタビューで、付き合うなら結婚したい、付き合う=結婚ということをおっしゃっていて。昔から結婚願望は強くあったんですか。

南明奈さん(以下、南) 強くあったというか……付き合うだけって何なんだろうというか。「結婚はないな」という人とお付き合いする意味が私はよくわからない。付き合ってて「この人との結婚は違うな」と思うことはあるかもしれないけど、付き合う前からこの人とは結婚はないけど付き合おうみたいなのは、私はよくわからなくて。

――濱口優さんとはいつ出会われたのでしょうか。

 それこそ私が10代の頃から一緒のお仕事は何回もしていました。で、距離が近くなったのが、アッコ(和田アキ子)さんのお誕生日会で、私が24歳のとき。偶然同じテーブルになって。

 お互い何の気もなく、ほんとに先輩後輩でしゃべってたんですけど、そのとき一緒のテーブルにいた出川(哲朗)さんに「なんか、いい感じじゃん。連絡先交換しないの?」って言われて。

――てっちゃんナイスアシスト(笑)。

 その時の私は「ええ!? 大先輩なのに私なんかと連絡先交換していいんですか」って感じだったので、出川さんのその言葉がなければ、たぶん連絡先の交換もしてないし、いま結婚もしてなかっただろうなぁ。

――出川さんには何かが見えていたのか。

 付き合ってすぐくらいに、優さんがたまたま出川さんと空港で会ったらしくて。そこで「実はアッキーナと付き合うことになったんですよ」って報告したら、何も言わず、ただグーサインだけ出して去って行ったらしいです。

 

「好きです」と言われてから濱口を男性として意識するように

――(笑)。お付き合いするにあたり、濱口さんのどんなところに惹かれたのでしょうか。

 お付き合いをするまでも、何回か普通にごはんに行きました。3回目ぐらいのデート……デートでもないな、3回目ぐらいのお出かけの帰り、家まで送ってくださって。「僕はアッキーナのことが好きです」「今後、それをわかった上で会ってくれるなら会ってください」というふうに言われて。

 そこで初めて「あっ、そうだったんだ」って私は気づいて。どこで? いつのタイミングでそう思ったんですか? ってなりました(笑)。

――南さんが気づいてないだけで、サインは出されてたんじゃないかと思います(笑)。

 ねえ(笑)。だから、そこからです。私も男性として意識するようになったのは。でもすぐお返事はできなかった。1カ月ぐらい待ってもらいました。

――なぜ即答はできなかったのでしょうか。