「シンプルに強かったですね、ベネズエラは」
WBC2026、準々決勝でベネズエラに5−8で破れ、侍ジャパン連覇の夢はついえた。試合を振り返り、元DeNAベイスターズ投手で侍ジャパン経験もある三嶋一輝はこう話す。
「打たれた投手がフォーカスされがちですけど、シンプルに相手が強かったということは認めざるを得ない。日本の予選の戦い方に関しては、これだけの選手がいる中で、監督・コーチ・スタッフがうまく選手を運用して勝ち上がってきて本当にすごいと思っていました。ただ、同時に決勝ラウンドからは全く別物の戦いになるだろうなとも。やはり単純に、相手が強かったという印象ですね。浮いた球は、あのクラスの打者に対してはリスクしかない。改めてそこは思い知らされた気がします」
「あと対戦チームは日本の野球をよく研究しているなという感じもありましたね。『日本を倒さないと』という気持ちで各国が臨んできていた。言い換えれば日本がそういう存在になっていたということでもあると思います」
三嶋「あの子めっちゃいいね!」則本「そうなんだよ」
前回の取材で三嶋がキーマンに挙げていたのは、楽天の藤平尚真投手とロッテの種市篤暉投手。両投手に対して、三嶋は今回のWBCで得たものが多かったのではと話す。
「草薙球場のサブグラウンドで初めて藤平くんのキャッチボールを見た時、驚いたんですよね。楽天には則本(昂大)とか同級生がいるので話してたんですけど、彼がたしか遠投してたのかな。『あの子めっちゃいいね!』って言ったら『そうなんだよ』ってチームメイトも認めてました。多少ばらつきはあるけど球に力があるから、ちょっと自信つくだけでだいぶ違うんだろうなって。途中からの登板で自分の仕事をきっちりこなしつつ、気持ちも出ていた。今回のWBCでの経験はさらに彼を一段上にあげるでしょうね」
「(種市投手は)フォークももちろん、まっすぐも相当走ってる。以前からいろんな選手がこぞって褒めてましたよ。以前交流戦で種市くんと対戦した時、『いいまっすぐ投げるわ……いいピッチャーだわ』って筒香(嘉智)が話してたの印象に残ってますから」

