「直前でまた怖さを感じましたが、覚悟を決めて『失礼します』とラインを見ました。するとある女子生徒とのやりとりに『地獄に堕ちろ』『早く死んでこいよ』『学校に来いや』という攻撃的なメッセージが並んでいました。トモコが不登校になった後もずっと続いていて、こんな風に責められ続けたら、学校に行けないことを悪いことだと思ってしまう、と怒りがわきました」
トモコさんを責めるやりとりをしていたのは、バレー部の同級生だった女子生徒だ。
「トモコは部活ではいじめられていましたが、同級生にはよく一緒に遊ぶ仲のいい子もいました。ただLINEでは『なんでそのこと遊べるの?』と、学校や部活には来ないのに友達がいること自体を責めるようなメッセージもありました」
「ぁー、もう全部終わらせたい」「友達やと思ってたのに」
またトモコさんのスマホのカメラロールには、「ぁー、もう全部終わらせたい」「友達やと思ってたのに、なんでこんな言われるんだろう。うちが相手のことを悪く言った覚えないし、サボった覚えないし、でもきらわれるのはしゃーないけど、辛い」と書かれたメモのスクリーンショットも残っていた。
「もうほとんど遺書じゃないかと感じて、スマホを見ながら涙が止まりませんでした。相談してほしかった……。年末ごろには転校の予定もあり、もっと早く転校していればトモコは死なずに済んだのか、と後悔もしました。でも、スクリーンショットが残っていたのは、トモコが何かを伝えようとしたのではないかと思いました」
母親はスマホの中身をまとめ、トモコさんがいじめに苦しんでいた証拠として教育委員会に提出し、堺市は再調査を決定した。
「トモコといた時間は楽しかったと、今でも思い出します。神様がくれたプレゼントなんだと思います。そのトモコがなぜ死ななければならなかったのか、とにかく今はその責任の所在をはっきりさせたいんです」

