遺伝子検査で「原因と病名が分かって、本当にすっきり」

――あみさんが正式に「先天性乏毛症」と診断されるきっかけになったのも、SNSなんですよね。

あみ そうなんです。私がSNSでライブ配信などをすると、たまたま見た人から「え、頭どうしたの?」「なんでこんな頭なの?」と聞かれることがあって。でも、私自身も「私も分からない」「何なんだろう?」という状態だったんです。

 それまでは、病院に対して嫌なイメージがあって。「面白がって見られたら嫌だな」「珍しいと思われるかも」というのも気になって診断を受けなかったんですよ。

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 でも、今は自分のことを受け入れられているので、「病名を聞いてもショックを受けないな、だから知りたいな」と思って、1年前くらいに大学病院で遺伝子検査を受けました。

 

――診断を受けてみて、いかがでしたか。

あみ ずっと気になっていた原因と病名が分かって、本当にすっきりしました。研修医の先生何人かに見られたりするのは嫌でしたし、頭皮に注射を打たれたりするのは複雑な気持ちでしたけど。

――治療は受けているのですか?

あみ いや、してないですね。飲み薬を使っても、今ある毛が濃くなったり、伸びたりするくらいの変化かもしれない、と先生に言われて。私としては、今ある毛を伸ばすことに以前ほどこだわらなくていいかなと思ったんです。

 それに、お金も時間もかかるので、それならウィッグにお金を使おうかなと思って、やめました。だから今は、通院もしていません。

専門学校を卒業後、働きながら感じていたこと

――昨年9月に美容師の国家試験に合格したそうですが、その前は歯科衛生士として働いていたそうですね。

あみ そうです。歯科衛生士の専門学校を卒業後、しばらくは歯科衛生士として働いていました。でも、歯科衛生士の仕事は患者さんとの距離が近くて。

 私が勤めていたところは帽子をかぶらなかったので、ウィッグの生え際を見られるのが常に気になりました。

 

 あと、仕事中は髪を結わなければならず、毎日同じような髪型をしなければならないのも、少し窮屈に感じていたんです。

 それに、周りは女性スタッフばかりだったんですよ。みんなが自分の髪をきゅっと結んでいるのを見て、「いいな」と思ったりもして。