SNSで「おハゲ美容師」として発信している、あまもあみさん。Instagramではフォロワー数2万人超を誇り、インフルエンサーとしても活動している。
あみさんは約1万人に1人が発症すると言われる「先天性乏毛症(せんてんせいぼうもうしょう)」という病気の影響で、生まれつき髪が少ない。容姿に強いコンプレックスを抱え、高校時代にはクラス全体からいじめ被害に遭った。
「もう生きたくない」と思い悩んだ彼女だが、「ウィッグ」と出会ったことで変化のきっかけをつかんでいく。あみさんの“転機”に迫る。(全4回の2回目/3回目に続く)
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学校内でも帽子は極力脱がずに過ごした
――子どもの頃、外出するときは帽子をかぶっていたそうですね。
あまもあみさん(以下、あみ) 幼稚園のときは、園で決められたベレー帽のようなものをかぶっていたと思います。小学校のときは、通学用のキャップをかぶって、校内にいるときも極力脱がないようにしていました。
友だちと出かけるときも、自転車に乗るときにかぶるヘルメットを着けたまま、本屋さんとかお店の中まで入っていました。絶対に脱ぎたくなかったんです。
家族で旅行に行くときも、今思えばダサいんですけど、当時はおしゃれだと思ってかぶっていた帽子があって。中学生のとき、それをかぶって家族でディズニーランドに行ったら、アトラクションに並んでいるときに、スタッフの人に「男の子かな? どっちでもいっか」って言われたんです。
性別を確認したかったのかもしれないけど、「はぁ?」と思って。ディズニーって夢の国だと思っていたのに、「うわ、ディズニーでも見た目のこと言われるんだ」と思いました。
――ご自身の容姿を気にして、避けていたことはありますか。
あみ フリフリの可愛い洋服は、自分には似合わないと思って着られませんでした。あとは、人がたくさん集まる場所に行くのが苦手でしたね。
高校生のとき、友だちから嵐のコンサートに誘われたことがあって。本当は行きたかったのに、「あの中に入ったら、私の頭の薄さがバレてしまう」と思って、断ったことがあります。

