避妊せず、リモート会議中に体を求め…

 マイコさんの仕事は平日が休みだったが、河合は「もっと長く一緒にいたい」と言って、ともにホテルに滞在しながらリモートワークをするように。リモート会議中に性交渉を求めることもあった。

「取引先企業との会議等の画面が見え、音声も聞こえていた。普通は就業規則違反を問われてもおかしくない状況だと思いましたが、彼は気にするそぶりもなかった。『マイコじゃなきゃ仕事中に会おうと思わない』と言われ、リスクを度外視するほど隠し立てのない愛情があると感じていました」(マイコさん)

 性交について河合は、

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〈1、2回は性欲だけでやれるけど、それ以上は愛情がないと無理よ〉

〈普通興味が失せる〉

 などと伝えてきていた。過去の交際相手と肌が合わなかった経験から、結婚を考慮する要素として体の相性を重視しているのだという。さらに交際が深まると、河合は責任を取ると言って避妊をしなくなった。彼がカウントしてマイコさんと共有した性交回数は、4カ月で229回に達した。負担を感じたマイコさんが性交痛を訴え、回数を減らすよう持ち掛けたほどだった。

あっけなくやってきた「終わりの瞬間」

 交際5カ月目に差し掛かった10月には、デートの日程について喧嘩をすることもあった。だが、マイコさんが“他に本命はいないと言ってほしい”と拗ねると、河合は、

〈「他に大事な人とか今はいないよ」ってハッキリ言っておけばよかったね〉

 とメッセージを送り、マイコさんを安心させるのだった。

「他に大事な人はいない」と断言する既婚男

 だが、終わりはあっけなくやってきた。(後編につづく

次の記事に続く 「泣き寝入りは絶対にしたくなかった」独身を“偽装”した博報堂マンに騙され、避妊なしの行為も…被害者女性が挑んだ「1年2カ月裁判」の結末