キャリアウーマンのマイコさんが独身者限定アプリで出会った、河合ユウキ(30代、仮名)と名乗る男性。大手広告代理店の博報堂に勤める広告マンで、誠実そうな人柄だった。
将来をほのめかされたマイコさんは、二人の将来を真剣に考え始める。ときに避妊なしで行為に及ぶこともあり、彼がカウントしてマイコさんと共有した性交回数は、4カ月で229回に達していた。 (全2回の2回目/前編を読む)
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ある日突然、彼からのLINEが途絶えた
だが、終わりはあっけなくやってきた。鎌倉でのお泊りデートや宮古島旅行の相談をしていた10月中旬のこと。新横浜でいつものようにデートをした翌日、河合からのLINEが途絶えたのだ。
メッセージに既読もつかない。ブロックされたと気づいたときには、他の連絡手段もすべて遮断されていた。
「何が起きたか全くわからず、呆然としました。食事が喉を通らず、眠れなくなり、帯状疱疹の症状も出た。病院では適応障害と診断されました。藁をも掴む思いで調査会社に彼の身辺調査を依頼したところ、彼に奥さんと就学前の2人の子供がいると分かったのです」(同前)
後の裁判では、河合の妻にマイコさんの存在がバレ、妻の指示で河合がマイコさんを一方的にブロックしたことが明らかになっている。マイコさんは、自身が最も忌み嫌っていた〈都合の良い不倫相手〉として扱われたことに気がついたのだった。
マイコさんは憤る。
「既婚と知っていたら会うこともなく、まして性行為をすることも絶対になかった。私は性的同意を騙し取られ、尊厳を傷つけられたのです。泣き寝入りは絶対にしたくなかった」
