「彼は会計不正だけではなく、社員が痴漢やストーカー行為などで警察沙汰を起こすと、その調査も担当して永守氏らに報告していた」

ニデック創業者の永守重信氏 ©時事通信社

「特命監査」による隠蔽

 問題だったのは、不正の処理方法だ。A氏の監査によって会計不正が明らかになった場合、本来であれば直ちに全額一括で処理すべきである。ところがA氏は、金額の大きな不正事案は、複数期にわたって小出しにして処理していた。なぜならば、永守氏の掲げる高い業績目標に影響を及ぼさないようにするためだ。こうした行為自体が隠蔽であり、不正と言える。

※永守氏は「特命監査」について、どのように弁明しているのか。この続きでお読みいただけます。

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 全文は月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」に掲載されています(井上久男「『裏の監査』を永守重信氏から命じられていた『特命監査部長A氏』とは何者だったのか」)。

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