ジュディマリ再結成の可能性は「ない」
――解散ライブから25年が経ちました。ジュディマリ再結成の可能性はないのでしょうか。
TAKUYA 僕の中でJUDY AND MARYはアスリートの集まりに近いと思っていて。たとえばサッカーの日本代表チームに、「20年前と同じメンバーでもう1回組んでワールドカップを目指してください」って言わないじゃないですか。それと同じで再結成なんて「エキシビジョンでOB戦をするんですか」みたいな感覚ですね。もう体が動かないし、ジャンプ怖いです。
――近年は、再結成するバンドも増えています。そのなかで、「再結成はない」と言い切れるのもすごい決断だと思います。
TAKUYA ジュディマリは事務所もレコード会社も全てソニーだったので、誰か個人が利権を持っていないのも大きいかもしれません。私的に権利を操れる人がいれば、その人が再結成を強く望んだかもですが。もう当時のスタッフもほとんど定年退職してるし、誰も色々な契約の全貌が分からない古いコンテンツを、今の会社の人たちも扱いづらいでしょうし。
過去に、ももいろクローバーZのメンバーとかが楽曲をカバーした時に、YUKI以外のメンバーが集まって演奏したことはありますけど、そんなに再結成を深く考えたことはないですね。YUKIもやりたいとは言わないと思うし。
――YUKIさんとは、しばらく連絡を取ってないんですか。
TAKUYA YUKIは東京ドームの解散コンサートから会っていないですね。僕が作曲とかスタジオの裏方仕事メインで、しかもあんまり日本にいないっていうのが大きい原因だと思うけど、すれ違ったこともない。
――2023年から、台湾に移住されたのはどうしてですか?
TAKUYA 東京でやれることは、もう全部やったなと思っていて。 そういう気持ちになるのは2回目だったんですよ。1度目はジュディマリ解散の時に英語の勉強に英国へ行ったとき。
2回目の今回は、身体もつらかったので暖かい地域に住みたかったのと、中国語を勉強したかった。コロナ後に、久しぶりに台湾にいったら街が凄く進化していて住みたくなったんです。今時ネットでやり取りできるので、新人の頃のように人脈を作る必要もないし、東京にこだわる理由がもうないです。
台湾のアーティストのプロデュースもしていたので、10年前から語学の勉強はしていたし、「じゃあもう台湾に住もう」って。
――台湾に移住した翌年には、心臓の手術を受けられました。ライブ中に体調の異変を感じたりされていたんですか。
TAKUYA ツアーをまわっていたときに、舞台袖で倒れたことがありました。これまでずっと大きな不調とかはなくて、肝臓がちょっと悪いくらい。でも「なんか変だ」って感じていたタイミングで健康診断に行ったら、心臓が原因だと言われて納得しました。