トランプ大統領、高市首相の双方に呆れる声も多かった。
ホワイトハウスのSNSは他にも、晩餐会で何かを叫びながら踊る高市首相の写真を公開している。
「トランプがリモコンボタンを押したのかな」
「アメリカは日本をこんなふうに扱うのか」
「これがうちの大統領ならマジで大事件だろう」(FMKorea 26/3/21)
ただ一方で、“明日はわが身”と高市首相に対して同情する現実的な意見もある。
「(トランプ政権に媚びなくてはいけないのは)こっちも同じだ」
「恥をかいてでも下手に出て見せたのは、実利的にうまい対処だったと思う」
「アメリカはあれでもまだ覇権国で同盟国なんだから、みっともなくても機嫌を取るしかない」(FMKorea 26/3/20)
「リーダーが一時の恥に耐えるのも能力のうちだ」
さらに、高市首相がトランプ大統領が求めるホルムズ海峡への自衛隊の派遣を固辞したことに対しては、率直な謝意も聞こえてくる。
「高市がしぶとく派兵を阻止したから、我々もひと安心できた」
「日本が行くなら、こっちも行かなきゃいけないからな」
「高市が面と向かって派兵を断ったから、俺たちの負担も軽くなったんだよ。李在明もそうだが、リーダーが一時の恥に耐えるのも能力のうちだ」(Ruliweb 26/3/20)
高市首相の意図はどうであれ、日本の恒久平和主義が韓国の若者からも感謝されている格好だ。
そもそも現在、日本と韓国の関係は近年でもかなり友好的なものだ。
李在明・韓国大統領とのツインドラム演奏という前代未聞のパフォーマンスも、おおむね好意的に受け止められている。
李政権の外交方針は理念より実利を重視する “実用外交”で、歴史的なしこりを抱える日本相手であっても、対中摩擦、通貨安、トランプといった目の前の共通の課題については協力し合うほうが得策――という判断も働いている。
「トランプ政権のアメリカは何をしでかすか分からない」という危機感も強く、日本と揉めている場合ではない、というところだろう。
だが実は、高市首相の政治手腕を疑問視する声は根強く上がっている。

