瀧澤 信秋
genre : ライフ, グルメ
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ホテルの宿泊料金が高止まり傾向にあるなか、今回は、食事を安くおさえることでお得にホテルを楽しむ方法をお伝えしたい。注目すべきはホテルの「テイクアウトグルメ」だ。
その前にまず、ホテルの宿泊料金の仕組みからおさらいしよう。ホテルの宿泊料金設定は、レベニューマネジメント、イールドマネジメントなどと言われ、需要に応じて販売価格と販売量をコントロールし、収益を最大化させる手法がとられる(戦略として変動させないホテルもある)。
ゆえに繁忙期は高く、閑散期は安いという料金変動傾向が一般的だ。最近では、インバウンド需要の高い都市部や人気観光地では高止まり傾向で、以前に比べるとあっと驚くようなお得料金に出会うことも少なくなったのは事実である。とはいえ利用者からすれば、日程さえ合えばもちろん安い日に泊まりたいのは言わずもがな。
安くホテルへ泊まった場合の課題は食事だ。せっかく安く宿泊したのだから、食事もお得に楽しみたい。FB(Food〈料理〉+Beverage〈飲料〉=料飲)部門がご自慢というホテルも多い。しかし、それなりの料金設定でサービス料が上乗せされることもあり、会計時に目が飛び出るという経験は筆者にもある。ブッフェレストランは気軽に利用できるとはいえ、インルームダイニングも含め、やはりホテルグルメは価格の面でなんとなく敬遠してしまう。
そこで「テイクアウトグルメ」である。意外に知られていないが、ホテルによってはテイクアウトメニューを充実させているところもある。宿泊やレストランなどは注目される分野だが、テイクアウトグルメはほとんど取り上げられないテーマ。ゆえに知る人ぞ知るグルメとして密かな人気となっている定番メニューもある。
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