「いい大人が、馬鹿か?」とか、「ムダな抵抗しているね」と、呆れられるかもしれません

 私は少し前に、美顔器を買いました。

 ヤーマンというメーカーの人気機種でした。

古舘伊知郎氏が使用している美顔器ーメーカーの商品一覧。最も安価な商品でも3万9600円。最高価な商品に至っては38万5000円という価格だ 画像は公式サイトより

 2日に1回、寝る前に顔に当て、電流を流します。

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 その美顔器を使うと、腹筋マシーンのように、ピクピクと顔の筋肉が細かく動き、刺激されます。

 施術の後はお肌がぷるぷるになって、若返った気がします。

 あくまで、気がするのです。私の場合。

 皺が消えた! 若返った! という自己暗示が、私にとって一番の効用です。

 美容に興味ない人からすれば、「いい大人が、馬鹿か?」とか、「ムダな抵抗しているね」と、呆れられるかもしれません。

 はい、馬鹿です!

 いつまでもモテたいのだから、無駄であろうと必死に抵抗します。

 好きにさせてください! と、堂々と反論いたします。

 スケベ根性は、ほどほどの場合、生命力の根幹です。

 この欲望に寄り添うことも、また諸行無常の世を生きぬく、有効な術であろうと都合よく考えています。

健康のためなら死ねる!

 サプリメントもたくさん飲んでいます。

 10年ぐらい前は48種類ほど、同時に飲んでいました。

 若くありたい、仕事をいつまでも続けたい、病気になりたくない……歳を取っていく恐怖と不安を打ち消すように、飲む種類が増えてしまったのです。

 小心者で、死に近づいていくことに、ずっと怯えていた。本当に、怖がりなんです。

 喋れなくなり、寿命が尽きるのが、ものすごく怖い。

 だから仏教に、強く魅せられたのだと思います。

 仏教を学ぶようになってからはサプリメントの数は、ぐっと減りました。

 最も大量に飲んでいた頃は、悪い意味での加点主義で、飲めば飲むほど健康になれると信じきっていました。

 「健康になるには、体調不良もやむなし!」「健康のためなら死ねる!」という、大いなる矛盾を生きていました。