プライベートも監視…組織から抜けられぬよう追及も
「大学のサークルみたいなノリもあって、仲間意識が強くて結束が固いので、それはそれで楽しいと思うこともありました。でも、いまは警察の摘発も相次いでいますし、やめたいと思うことが多いですよ。会社に対しても恐怖心のほうが強くなっていますね。いつも誰かに監視されている感じで、少しでも組織に背くようなことをしようものならすぐにチクリ(密告)が入るので。勤務時間だけでなく、プライベートの旅行でインスタとかに写真をアップしても、行き先とかをチェックされることがあります。
本当にいい思いをしているのは、現場のスカウト業務をしなくても毎月億単位のカネが入ってくる上層部の一部だけなんで。周りでもやめたいけどやめられないという奴が多いと思いますよ」(現役メンバー)
前述の通り、スカウトバックと呼ばれる報酬は、すべてが現場のスカウトに渡るわけではなく一部は上納される仕組みになっている。このため下の人数が多ければ多いほど上に莫大なカネが集まることになり、メンバーがやめるとすなわち収入減に繫がる。誰かがやめるとその直属の上司までもが責任を問われ、追及が簡単に終わることはない。
軽微な違反は筋トレをすることで罰金清算の体育会系
一方で、軽微な違反については、筋トレをすることで罰金を清算できるという、変わった規約もある。ナチュラルは、とにかく体育会系というか、軍隊的というか、組織の規約にはそういった雰囲気が滲んでいる。
3万円以下の裏切り行為ではない減給の場合は、支払った減給の50%を、腕立て伏せかスクワットで精算(返金)できます。
腕立て伏せは顎を床につけるよう求められ、1回50円相当と計算される。1万円の減給(罰金)の場合、腕立て伏せ200回である。スクワットは3回50円という計算なので、1万円の場合600回となる。腕立て伏せはきちんと顎がついているか、動画を提出するかもしくは幹部社員が確認するよう指示されている。
思わず笑ってしまうような内容だが、実際にはきついのだという。
「なぜか知りませんが、幹部の方は筋トレ好きが多いんですよね。噂では、会長が元々筋トレにはまっていて、その影響で組織内に筋トレ文化が広まったという話もあります。何か細かいことで怒られると、すぐにその場で腕立てやれとか、スクワットやれとか言われることがありますね。ずっと見張られたり、あとで動画を出せとか言われたりするので、ごまかせないですし、かなり大変ですよ」(現役メンバー)
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