「私もプロの人に撮ってもらいたいな」とワクワクして
――“芸能人=水着”のイメージもなかったですか。
西永 なかったです。でも、事務所の社長から、同い年の女の子たちが出ている雑誌をたくさん見せてもらったり、好きだった北乃きいちゃんのミスマガジンのDVDを見たりして、「北乃きいちゃんもグラビアやってるんだ」って、いい感じに洗脳されていきました(笑)。
――グラビアに対して「えっ!?」となった両親も納得を?
西永 うちの親も最初は「本当にビキニとか大丈夫?」という感じでした。でも、当時の社長がうまかったんだと思います。たくさんの資料を親に見せてくれて、「変なことはさせません!」と説明をしてくれて。最初に私が載った『Chu→Boh』というグラビア専門誌には、「アイドリング!!!」の子や小池里奈ちゃんとか、ちゃんと活動している子たちが載っていたので、親も「それなら」と。
――「それなら」でも渋々といった感じではなく?
西永 すごくかわいく撮ってもらっている雑誌に載っている女の子の写真を見て、「私もプロの人に撮ってもらいたいな」とか「私もこんな風にメイクしてもらったらどうなるんだろう」とか言っていて。意外とワクワクしていました。
10人のおじさんに囲まれてピンクのビキニで撮影会
――抵抗なくスッとグラビア活動に入っていけましたか。
西永 最初はドキドキしました。「まだ世に何も出ていない私にファンなんてつくの?」って感じだったんですけど、社長が岡山駅の地下でデジカメで撮った写真を掲示板に載せて「撮影会やります」って告知したら、あっという間に満員になって。
その撮影会で芸能界デビューをしたので、一番印象に残っていますね。
――どれくらいの人が来たんですか。
西永 団体撮影会だったんですけど、とりあえず目の前に10人くらいおじさんがいたのを覚えています。
――10人のおじさん。
西永 50代あたりの方々。当時の自分の父親よりちょっと上かなってイメージです。
――13歳が10人のおじさんに囲まれるって、なかなかの状況ですよね。
西永 “おじさんの壁”みたいな感じで「ドンッ」と。コンクリートっぽかったです。花の壁ではなく(笑)。初めて見る光景だったので、いまだに鮮烈な記憶として残ってます。衝撃的ではあったけど「何者でもない私にお金を払って、この人たちは撮りに来てくれてるんだな」という嬉しさもありました。
――撮影会はビキニ姿で?
西永 ビキニは着たことがなかったんですが、社長にROXYのショッキングピンクのビキニを買ってもらいました。当時は今みたいに水着が安く買えなかったので、そのビキニは今も思い出として持っています。デビューの頃からサイズも変わってないので、最後にどこかでもう一回着ようかなと思っています。
――初めての水着に対しては「うわ」よりも「かわいい」が上回った感じでしょうか。
西永 ピンクだったので(笑)。自分で買ったミニーちゃんの水着もあったんですけど、著作権の問題があるってことで着られなかった記憶があります。

