熱い想いが渦巻く群像劇
──最近は現代劇と時代劇のハイブリッドのような作品が増えているように感じます。本作も音楽や演出が現代的で、どの世代にも届く作品だと感じました。
佐々木 正統派の時代劇はもちろん大好きですが、気楽に楽しめる「超時代劇」のような作品も、僕としてはありだと思っています。
人の命は大切だとか、平和が大事だとかいうことは、そのままストレートに伝えると重く感じますが、時代劇という設定だと大胆なストーリー展開をつくれたり、むしろ自然にメッセージを受け取ったりしてもらえる。そんな強みがあるように感じます。
──あらためて本作の見どころを教えてください。
佐々木 この映画は熱い想いをもった人々の群像劇です。大森さんが好きだった京都で、生前の大森さんと親交の深かった方たちも交えて、みんなで団結してつくった想いが渦巻いています。
劇場の大きなスクリーンで、たくさんの熱いエネルギーを受け取ってもらえたらうれしいです。
ヘアメイク:西岡達也(Leinwand)
『幕末ヒポクラテスたち』5月8日(金)より全国公開
監督:緒方明/脚本:西岡琢也/出演:佐々木蔵之介、藤原季節、藤野涼子、室井滋(ナレーション)、真木よう子、柄本明、内藤剛志/2025/日本/103分/配給:ギャガ/配給協力:大手広告/©「幕末ヒポクラテスたち」製作委員会
佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ):1968年、京都府出身。大学在学中から劇団「惑星ピスタチオ」の立ち上げに参加。退団後、NHK連続テレビ小説「オードリー」(00年)で注目される。2025 年ひとり芝居「ヨナ-Jonah」(日本・ルーマニア共同制作)でルーマニアのシビウ国際演劇祭に参加、東欧4カ国6都市・日本各地で公演。近年の出演映画に『盤上の向日葵』『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』(ともに25年)など。公開待機作に『名無し』(5月22日公開予定)がある。


