法務省でも、“官邸の守護神”と呼ばれた黒川弘務氏(58年任官)が、退官翌年に「黒川経営管理コンサルティング」を設立している。賭け麻雀問題で東京高検検事長を辞任した黒川氏は2021年に罰金20万円の略式命令を受けた後、2024年に弁護士登録。セクハラ問題で財務次官を辞任した福田淳一氏(57年、旧大蔵省)と同じ瓜生・糸賀法律事務所に所属する。

賭け麻雀問題で東京高検検事長を辞任した黒川弘務氏は、退官後に12社もの顧問を務めてきた Ⓒ時事通信社

 黒川氏は不祥事をものともせず、退官後に12社もの顧問などを務めてきた。一方で、森友学園への国有地売却問題を巡って刑事告発され(後に不起訴)、財務省を依願退職した佐川宣寿(のぶひさ)元国税庁長官(同)は、医療系企業・新日本科学1社のみの顧問に留まっている。

「官邸一強」と呼ばれた第二次安倍政権では、首相秘書官をはじめ、安倍氏を身近に支える官僚たちに権力が集中した。「石破茂政権や高市政権の官邸官僚と比べ、彼らの実務能力は極めて高かった」(自民党関係者)とされ、退官後も民間企業などで第二のキャリアを築いている。

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 掲載したリストでは、第二次安倍政権以降、官邸や内閣官房での勤務経験を持つ主な官邸官僚や、主な次官経験者ら25人の再就職先を掲載した(無報酬の役職を含む。リストに載せた元官僚は本文中で太字にしている)。

※この続きでは、和泉洋人氏について国交省関係者がコメントしているほか、元大物官僚25人の再就職先のリストを掲載しています。

※約7600字の全文は、月刊文藝春秋のウェブメディア「文藝春秋PLUS」と「文藝春秋」2026年5月号に掲載されています(官邸官僚たちの華麗なる第二の人生〈全25人リスト〉)。

出典元

文藝春秋

【文藝春秋 目次】東京極秘対談 ティール×トッド 世界は終末を迎えているのか/池上彰×佐藤優 “暴れ獅子”トランプと“女豹”高市の生きるか死ぬか/官邸官僚の第二の人生

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