「500万円持ってこい」元芸能人の男性宅から見つかったのは“誘拐した5歳男児の遺体”⋯「お金持ちの家に生まれた」少年はなぜ殺された?(昭和39年の事件)

『高度経済成長期の日本で起きた37の怖い事件』より #21

犯人の正体は「元俳優」

 21時過ぎ、母親が電報局の前に差しかかったとき、前方から歩道を歩いていた男が母親の持っていた新聞紙の包みを鷲掴みにし逆方向に逃走した。が、四方八方から飛び出してきた警察官に取り押さえられ、その場で現行犯逮捕。

写真はイメージ ©getty

 男の名は車興佶(同29歳)。かつて天津七三郎という芸名で多くの時代劇に端役として出演経験のある元映画俳優だった。車はすでに智行ちゃんを殺害し、遺体を自宅の物置小屋に放置していた。

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 5歳男児の父親は激怒ーー男はなぜ子どもを殺したのか? そして裁判長の「異例の判決」とはーー。