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泣き叫ぶ少年を殺害
しばらく飛行場でヘリコプターを見せたりしていたが、智行ちゃんが助手席に立ち上がって泣き叫ぶなどしたため、布製の腰ひもを智行ちゃんの首に巻き、その両端を強く引っ張って絞殺。
自宅の物置に遺体を隠した後も、身代金を奪うべく被害者の母親と交渉していた。
営利誘拐・殺人・死体遺棄などの罪で起訴された車の裁判は1965年1月26日から仙台地裁で始まった。起訴事実を全面的に認めた車に対して、検察は身勝手な動機で犯行は悪質かつ残酷として死刑を求刑。
一方、弁護側は被告人の性格は温厚で犯行も計画的ではない旨を訴えた。同年4月5日の判決公判で、裁判長は極刑に相当するとしながらも、被告の生い立ちや、逮捕後の改悛を情状として無期懲役を言い渡した後、「被告人の権利を守ってやるのが裁判所だ。憎しみや見せしめのためだけで刑を重くすることがあってはならない」と異例の言葉を口にした。
予想外の判決に智行ちゃんの父親は激怒し、検察側は直ちに控訴。