〈あらすじ〉

 アメリカ、ウィスコンシン州南東部の都市ミルウォーキー。マイク(ヒュー・ジャックマン)は、整備士として働きながら、有名歌手の“歌まね”ミュージシャンとしてステージに立ち続けていた。ある日のライブで、同じように歌とステージを愛する中年歌手クレア(ケイト・ハドソン)と出会う。意気投合した二人は、敬愛する歌手ニール・ダイアモンドのトリビュートバンドを組むことに。その名も「ライトニング&サンダー」には、マーク(マイケル・インペリオリ)らミュージシャン仲間が合流、頼もしいマネージャーもつき、徐々に評判を上げていく。絆を深めた二人は、マイクの娘アンジェリーナ(キング・プリンセス)とクレアの娘レイチェル(エラ・アンダーソン)も公認のうえで結婚。

 そんな中、想像もしなかった悲劇が彼らを襲う――。

〈見どころ〉

 ニール・ダイアモンド最大のヒット曲「スイート・キャロライン」や「ソング・サング・ブルー」のほか、「スーレイモン」など隠れた名曲の数々が二人の歌唱によって披露される。

ニール・ダイアモンドの楽曲満載! あるミュージシャン夫婦の奇跡の物語
夫婦でアメリカの大人気歌手ニール・ダイアモンドのトリビュートバンドとして活躍した「ライトニング&サンダー」。彼らを追った同名のドキュメンタリーを原作に、音楽をテーマにした作品で高く評価されているブリュワー監督が映画化。ケイト・ハドソンが本年度のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。

©2025 Focus Features LLC. All rights reserved. 配給:ギャガ ユニバーサル映画
  • 芝山幹郎(翻訳家)

    ★★★★☆丈夫な娯楽映画。描き込みすぎて冗漫になった部分もあるが、光の当たらない場所での仕事に手を抜かないトリビュート・バンドのたくましさと揺らぎが立ち上がってくる。生活感と謙虚さが滲み出るケイト・ハドソンに一票。

  • 斎藤綾子(作家)

    ★★★★☆若さを失い体力も尽き、運に見放された熟年の地域アイドルバンドが、スイート・キャロラインの曲にのってしぶとく立ち上がる。今がどん底でも全力で生きろと背中を押してくれる実話。曲に心を弾ませながら涙腺が緩んだ。

  • 森直人(映画評論家)

    ★★★★☆音楽映画の名手ブリュワー監督が、波乱万丈の実話を堂々たる大衆映画に仕立てた。シンプルな世界観で、人生の浮き沈みを経ても笑顔だけが脳裏に残る。アメリカ製の安価な古着を掘り当てたような、タフで気取らない魅力。

  • 洞口依子(女優)

    ★★★☆☆国民的アンセムな名曲「スイート・キャロライン」と中西部の母役がピッタリのケイト・ハドソン。『あの頃ペニー・レインと』以来のハマり役。ミドルテンポで悲劇もあるのに多幸感を得られるのは名曲と彼女のおかげかも。

  • ゲスト評者
    竹田ダニエル(ジャーナリスト・研究者)

    ★★★☆☆キャスティングも歌の場面も「音楽の力」を感じる上で素晴らしいが、アメリカ中西部ならではの絶え間なく続く苦しみや報われなさに、ドラマのフォーカスが当たりすぎていてややしんどい。

    たけだだにえる/1997年生まれ、アメリカ出身・在住。「カルチャー×アイデンティティ×社会」をテーマに執筆、研究。2023年「Forbes JAPAN 30 UNDER 30」を受賞。著書に『世界と私のAtoZ』、『アメリカの未解決問題』(共著)など。

  • 最高!今すぐ劇場へ!★★★★★
  • おすすめできます♪★★★★☆
  • 見て損はない。★★★☆☆
  • 私にはハマりませんでした。★★☆☆☆
  • うーん……。★☆☆☆☆
ミュージカル映画『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』で世界を魅了したH・ジャックマンの歌声は健在。また、K・ハドソンのチャーミングで存在感のある演技も必見。
©2025 Focus Features LLC. All rights reserved. 配給:ギャガ ユニバーサル映画
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『ソング・サング・ブルー』
4月17日(金)~
監督・脚本:クレイグ・ブリュワー(『ハッスル&フロウ』)
原作ドキュメンタリー:グレッグ・コース
2025年/米/原題:Song Sung Blue/133分
https://gaga.ne.jp/song_sung_blue/